訪問介護には医療ケアの支援もあります。
2021年2月25日ここ最近、サービス内容のblogばかりですが、これまた私のサービスをお話しさせてください。
訪問介護の支援には、医療ケアの含まれた支援もあります。
今日は、その一部の紹介で瑛ちゃん家族に依頼をしたところ、こころよく協力してくださり、本当にありがとうございます。
訪問の仕事を始めてもうすぐ3年。
高齢者、身体障がい者の方の支援など色々な支援をしてきた中で初めて医療の含まれる瑛ちゃんと、去年の3月に出会いました。
相談員さんからの依頼が来た時
どんな支援にも抵抗のない私は「わかりました」といつものように支援の空き情報を確認し支援を受けました。
初めての顔合わせをしたケア会議の日
「えっ、私にできるかな。。」
すごく不安な気持ちが正直なところでした。
気切切開に、人工呼吸器を身につけた瑛ちゃんを見ていつものように軽く返事をした自分をすごく攻めました。
理由は1つ。
私は介護の仕事をしてきて10年経ちますが、その中で医療の含まれる利用者とあまり関わる事がなかったからです。
依頼があった説明の中で「気切」「人工呼吸器」その言葉について深く知ることもなければ考えてみた事もなく、、
右も左もわからないとは、こういう事なんだと感じ、正直勉強不足だった自分。
責めた理由はその1つだけです。
けど、不安の大きい気持ちの中で関わってみたい。勉強させてもらいたい。
とスキルを上げる気持ちの方が大きくなりました。
瑛ちゃんの入浴ケアの流れ。
入浴介助というより、お母さんの補助で全てのお手伝いをしている感じです。
脱着はもちろんの事、ボディーケアもお母さんの役。
私はと言うと
⚫︎気切カニューレが抜けないように移動時、入浴時しっかりと注意しながら見守る役。
⚫︎浴槽につかり、かけ湯で瑛ちゃんの身体をあたためる役。
※温度調節が難しく、今の時期は寒いと低体温になり、急な体温の上昇で瑛ちゃんの場合は脈が徐脈になりアラームが鳴ることがあります。
夏場はこもり熱で頻脈になったり体温管理が難しいそうです。
⚫︎浴槽から抱き抱え、お母さんに瑛ちゃんを受け渡す役。
※両足脱臼のある瑛ちゃんを抱くコツなどを教えてもらうが未だに抱っこは難しいです。
その後、簡単にお風呂掃除をして次は衛生ケア。
瑛ちゃんのミルクを入れるイリゲーターや薬を注入するシリンジ、吸引セットなどを1つ1つ専用のスポンジで丁寧に洗いミルトンにつける。
これで瑛ちゃんの支援が終わりです。
私にとって瑛ちゃんと関わるこの1時間、もちろんお母さんとも関わる時間は本当に濃厚な1時間です。
瑛ちゃんには癒され、母性本能くすぐられ、今にも母乳が出そうです。笑
医療従事者であるお母さんと話していると本当に勉強になる事ばかり。
感謝でしかありません。
これからも、沢山色々な事を学び心身強く、沢山の医療含まれるケアが出来る1人の人でもあり責任者になり、それを職員にも指導して行けたらと思います。
訪問介護いちよう 井上